激甚化する水害時の救助・支援活動に貢献する
【防災用水陸両用艇】
【開発の経緯】
2018年7月の西日本豪雨災害で
当社の本拠地である岡山県の倉敷市真備地区が浸水多大な被害を受けました。
当社、異業種組織で、 ものづくりの技術・営業力を持ち合わせる有志により、
昨今多発している災害等において有効に活用できる水陸両用艇を開発し、
社会に貢献しようと開発に着手いたしました。
もともとホバークラフト、小型舟艇、小型トレーラー等の防災関連製品の
開発設計に従事していたメンバーを中心に、
夫々の利点、欠点を十分理解した上で、本製品開発に取り組んでいます。
【従来の水害救助の問題点を分析】
ゴムボート
人力による移動はテレビ等で一番目にする光景であるが、非常に救助効率が悪く救助員の危険を伴う。水深が浅い場合のみしか行えない。
パドルor手漕ぎボート
人数が必要となり相対的に被災者積載力が少なくなる。スピードが遅く推進力も弱い。櫓はある程度の水深が必要。誰でも漕げない。
船外機付きボート
人数が必要となり相対的に被災者積載力が少なくなる。スピードが遅く推進力も弱い。櫓はある程度の水深が必要。誰でも漕げない。
水上バイク
誰でも操縦ができない。水深が浅いと冷却系統に異物を吸い込みオーバーヒートの可能性がある。また推進系統に異物を吸い込む可能性がある。
4輪6輪水陸両用車
陸上の不整地では利用できるが水上ではペイロードが少なく不安定の上に遅い。被災者の搬送には不向き。
ホバークラフト
操縦が難しい、騒音・風力が大きく乗船に時間画がかかる。